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長者番付に思う 其の2

厚生労働省が先日発表した「長寿番付」で100歳以上の高齢者数を実際より38人多いことが判明した。 同省は発表前日まで把握しながら「当然修正すべきだったのに申し訳ない。ほかにも誤りがないかよく調べてから発表の訂正をしたい」としている。

個人的には、この手の統計上のミスは「ある程度仕方ないのかな」と思っている。戸籍等の異動手続きを滞りなく行うことは住民の責任であるし、その戸籍に基づいて統計を算出しているからである。また、統計的にそれほど重要でない「長者番付」の統計精度を高くするために、各省庁や自治体の調査費用が嵩むことは、このご時世もとより論外である。

ただ一番気になることは、実際より多かった38人の実態である。
「実は20年前に亡くなっていたのだけど・・・」
なんてことがないように祈りたい。

昨日の今日で、なんとなく暗い気分・・・。
のなか通信管理人 * +少子高齢化・年金介護問題 * 00:57 * - * trackbacks(1) * pookmark

長寿番付に思う

19日の「敬老の日」を前に厚生労働省は全国高齢者名簿いわゆる「長寿番付」を発表した。これによると100歳以上は昨年比+2568人の2万5606人となり、過去最多を更新。中でも女性は2万人を突破した。

1970年の0歳の平均余命と100歳以上人口は、
男:69.31歳、女:74.66歳
男: 62人、女: 248人、総計: 310人

その後、15年後の1985年には女性の平均余命が80歳を突破し、
男:74.78歳、女:80.48歳
男: 359人、女: 1381人、総計: 1740人

更に15年後の2000年には100歳以上人口は1万人を突破した。
男:77.72歳、女:84.60歳
男: 2158人、女: 10878人、総計:10878人

このように100歳以上人口は平均余命の延びとともに15年で約6倍を超えるペース増加してきている。そもそも「長寿番付」は長寿を皆で祝うために公表されているのだが、100歳以上の高齢者の増加に伴い「所得番付」同様に非公表を求める声も広がってきている。その理由は「静かに暮らしたい」などである。

これまでは「長寿」「敬老」の言葉に代表されるように”長生き”は非常にめでたいことだったのだが、高齢化が進む現代では「寝たきり」「介護」「孤老」といった負のイメージも連想されてしまう。出生率が低下の一途をたどり、団塊世代の大量リタイヤ、医療技術の進歩などで、今後”長生き”の価値観は変わるのだろうか?
のなか通信管理人 * +少子高齢化・年金介護問題 * 00:52 * - * trackbacks(1) * pookmark

2006年問題早くも…

巷では少子高齢化と関連して2006年問題と呼ばれている人口減少問題。この問題のネーミングに関わる重大な(?)統計値が発表された。

全国の市区町村からの出生届や死亡届などに基づく人口動態統計(速報値)によると、今年1〜6月の出生者数は568,671人、死亡者数537,637人。総人口から差引き31,034人が減ったこととなる。

もっとも遅かれ早かれ人口が減少することは想定の範囲内だった。しかし政府の見通しでは人口が2006年をピークに2007年から減少に転じるはずだったので、通年の確定値で減少ということになれば、政府も「想定外の結果=2004年問題」ということになる。加えて、昨年の合計特殊出生率は1.29。2人の親から1.29人の子供しか生まれないのだから、今後人口の減少に歯止めのかかる気配は全くない。

と、不安ばかりをあおっても仕方がないので、人口が減るとどのような現象が起こるのかを考えてみた。
・労働力人口の減少による経済成長へのマイナスの影響
人口の減少→生産者の減少→労働者の減少→消費者の減少→経済の縮小

・勤労世代の社会保障負担の増加
少子高齢化の進展により、現役世代への年金・医療費等の社会保障負担増

これらは現在の価値観からすると大きな問題である。しかし、逆に
・経済の縮小→道路渋滞の緩和→通勤圏の拡大→住宅問題・過密問題の緩和→環境破壊の抑制

のようなことも考えることもできる。

この2006年問題については、先進各国の中で日本が始めて体験する問題なのだし、少子化問題には即効性のある解決策はない。従って我々は「問題」としてではなく「現象」として甘んじて受け入れるしかないのではないのだろう。それもできるだけ良い方に捉えていかないと、将来に対する不安ばかりが増大して暗くなってしまうヨ。
のなか通信管理人 * +少子高齢化・年金介護問題 * 23:56 * - * trackbacks(0) * pookmark
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