<< November 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 生活保護制度の問題点 | main | 余った一日に確定申告 >>

現代の免罪符『排出権』

一聞、耳に優しいことのように感じるけど、本当のところはどうなのだろうというニュース。

佐川急便、CO2排出権付き配送サービスを6月めどに開始 (日刊工業新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080227-00000024-nkn-ind

佐川急便は、提携する通信販売事業者の商品を自社を通じて配達する際、排出される温室効果ガスの一部を二酸化炭素の排出権で相殺する「CO2排出権付き飛脚宅配便」を始めると発表したそうです。通販利用者が排出権購入費の一部を負担し、佐川急便も同額分を負担して、合計額分を政府に無償譲渡するといいます。

なんとなく耳に優しく「地球にやさしい企業です」をアピールしている気がしますが果たして。同業他社も世間の反応次第では追随しそうなサービスですが、本来この排出権というのは、排出量の制限を守れない時のための『免罪符』であって、本当は二酸化炭素を減らす努力をすることが、企業として第一義である気が個人的にはします。

飛行機やトラックの輸送に頼っている運送方法に果たして改善の余地はないのでしょうか。例えば、佐川急便さんはお得意様企業利用が多いのですから、急ぎの荷物は別として、必ずしも急がない荷物は船便を利用したり、時間帯指定のない荷物の運賃を割引して大きな運送パケットに集約する、などの方策を考える方が、環境に対する取組への第一歩な気がしました。

宅配便事情にやや詳しく、こんなことをやっている私としては、「まだ企業として知恵を絞れるところがあるのでは?」と、諸手をあげて賛成できない感じです。

先日もハンガリーから二酸化炭素の排出権を獲得したりしていましたが、この排出権獲得という『免罪符』購入を前提としているようでは、「環境は金になる」という揶揄をそのまんま体現してしまっているように感じます。巷には、「二酸化炭素を減らすことが必ずしも温暖化防止には繋がらない」という意見もありますし、京都議定書での削減義務”-6%”を、官主導でいきなり民にやらせようとするのことにも個人的に無理があると思うのです。第一、この”-6%”の意義がいまいち理解できない私。

「日本が二酸化炭素の排出を1990年レベルまで減らせば、地球温暖化は止められるの?」
答えは”No”でしょうし、
「京都議定書を批准している国々総てが目標を達成すれば、地球温暖化は止められるの?」
これも、答えは恐らく”No”でしょう。

実際、最近の環境熱の高まり(一部の暴走)にやや辟易したりすることもあります。ただ、「何したって変わりはしない」と端から何もしないよりも、ちょっと頑張れば(無理は禁物)自分に出来る範囲で、「地球にも、自分のお財布にも優しいエコ」が出来る訳ですから、やってみる価値はあると思う自分がいます。

因果が掌の上で見えないだけに難しい問題ですが、65億の人間の”ちょっとの頑張り”は、きっと無駄にはならないと思いたいです。


【PR】フラワーギフトの専門店。キャラクターのフラワーギフトも人気です。
Gift de お花屋さん
のなか通信管理人 * +地球温暖化・環境問題 * 22:57 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

コメント

コメントする









トラックバック

このページの先頭へ