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いずれ行く道

元公務員、年金を重複受給 6千人分、年間13億円
(朝日新聞記事:2007年10月24日23時55分より引用)
公務員が特殊法人や公庫に出向した時に、厚生年金と共済年金の両方に重複して加入できる「復帰希望職員制度」を利用し、現在、両年金を重複受給している元国家公務員と元地方公務員が計約6000人いることが、財務省と総務省の試算で明らかになった。厚生年金と重複している共済年金の受給額は年間13億5000万円と推定されるという。

 24日の衆院厚生労働委員会で長妻昭氏(民主)の質問に両省が答えた。

 復帰希望職員制度は61年に設けられた。当時は共済年金と厚生年金の給付水準の差が今よりも大きく、公務員が民間に出向して厚生年金に加入すれば、将来受け取る年金額が相当低くなることに配慮。両方の保険料を支払えば両年金を受け取ることができるようにしたという。

 制度自体は79年に廃止されたが、当時の約束に基づき年金を重複して受け取っている受給者が元国家公務員で5150人、地方公務員で770人いると推定された。重複期間分の1人当たりの平均年金額は国家公務員が年額20万4000円、地方公務員は27万8000円。

 長妻氏は「重複している期間に払った共済分の保険料を返還した上で、給付もやめるべきだ」と主張。舛添厚生労働相は「今、受給している人から年金を引きはがすことは難しいが、対応を与党と検討したい」とした。 (引用ここまで)

一部に制度を悪用している人がいるのではないかとか、不公平感や数々の疑問が沸いてきてます。

いつか来た道、いずれ行く道なのにね。


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やっぱりある身近な年金漏れ

今日は久々に自由になる休みでしたので、最近気になっていた年金の記録確認に出掛けてきました。準備して持っていったものは、年金手帳や領収書、自己作成の履歴・職歴表や住民票など。

午後4時頃に横須賀社会保険事務所に行ったところ、本当に大勢(40人程)の中高年の方がいらっしゃいました。見るところ30歳台は我々を含めて3・4人程度。私が整理券を受け取った時点で20人待ちで、正直な話、帰りたくなりました(笑)。結局相談を受けることが出来たのは1時間半後のことでした。

夫婦揃って相談していくと、私の方の記録は自分で認識しているものと全く相違がなかったのですが、妻の方に記録漏れが発見されました。私の厚生年金時代の妻の国民年金で、通常厚生年金加入者の配偶者は国民年金の第3号被保険者となっているはずなのですが、その部分がスッポリと抜け落ちて未納期間になっていました。

恐らく事業者が社会保険事務所への届出を怠った為のものだと思われます。一つの期間は社会保険事務所管轄の年金であったのですぐに記録漏れであることが確認できたのですが、もう一つの期間は企業年金なので、明日以降問い合わせをするつもりです。

いずれにしても、先日施行された「年金時効特例法」がなければ時効(5年を超える部分)になっていた事例ですので、今回はその恩恵に与ったことになります。こんなこともありますので、若い人でも転職などの経験のある方は時間を作って一度確認に行くことをお勧めします。何も無ければ良し、何かあることが分かればさらに良しです。

ニュースでは連日年金相談トラブルが報道されていますが、今日も京都南社会保険事務所に年金相談に来た64歳の無職男性が、応対した47歳の男性職員に声を荒らげ胸を拳でたたいたそうで、公務執行妨害で現行犯逮捕されたそうです。

暴力は絶対に良くないのですが、横須賀社会保険事務所でも我々が待ている間にも声を荒げて怒鳴っている老人がいました。本来老後に安らぎを与えるための年金制度なのに「社保庁はこれまでこんなに老人をカッカさせるようなズボラな業務をしてきたのだよ」ととっても複雑な気分がしていました。


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相談するのはほぼ不可能

市役所に行く用事があり、出掛けていたのですが、窓口で結構な人が年金手帳を片手に相談に来ていました。

自治体の窓口ですらこの態ですから、社会保険事務所の窓口はさぞや凄い事でしょう。でも待つ時間などを考えると、現実的ではありません。

我が家も決して他人事ではなく、一度相談に行こうと思っておりますが、11日からの3日間でコール100万件とか聞いて、びびって電話できません(笑)。おまけに実際につながったのは20件に1件以下ではねぇ。

繋がったところで何から話したら良いかもわからんし。


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老後悩みゼロ?

社会保険庁が新たに開設した年金記録相談専用のフリーダイヤルに電話が殺到し、かかりにくい状態が続いているそうです。

電話番号は、
0120-657830
ですが、語呂合わせで、
フリーダイヤル・老後悩みゼロ
だそうです。

対応している職員の方には悪いのですが、ここであえて一言。
この緊急対応時に、電話番号の語呂合わせなんかしてる場合か?
それに、悩むはずのない老後を悩ませているのは、社会保険庁なのよ。
老後は支給ゼロの間違えじゃないの?

対応は24時間、夜間はコンピューター照会ができないので、後日照会結果を通知するそうです。


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みんな無責任

今朝の閣議で2007年版「高齢社会白書」が決定されましたが、その中で2012年には65歳以上人口が3000万人を超え、2055年にはその割合が全国民の40.5%に達するとの予測が示されました。

これからの世の中、高齢化に伴い、医療・介護・福祉・年金などの重要性が当然クローズアップされてくる訳ですが、本当にみんな無責任です。今日はそんな話題に事欠かない一日でした。

介護保険制度が始まった2000年当初、厚生労働省が民間の介護事業者の参入を強く促しました。一般の民間企業には利益追求が必ず付いて回るのは大前提ですが、その中で渦中のコムスンは業界トップの位置に成長した訳です。

以前から同社の強引なやり方は、他の訪問介護を行っている方などから噂に聞いてはいましたが、不正請求や架空人員の登録、過剰労働など多々問題を抱え、今回新規指定禁止の行政処分を受けました。この処分によって、2008年4月以降同社は介護業務に携われなくなります。

もちろんコムスンのやってきた不正行為は間違っても正当化されることはありませんが、コムスンの存在自体を否定するべきではないと個人的には思っています。彼らが現在抱えている要介護者は、確かに目の前にいて、今後の動向に戦々兢々としているのですから。

にもかかわらず、要介護者の受け皿の問題を含め、不安ばかりを煽るやり方。もうちょっと厚生労働省側も下準備してから大鉈を振るえばいいのに。コムスンの提案した介護事業をグループ内別会社へ事業譲渡する案に面喰い、逆に監督官庁が右往左往しています。


また、参院厚生労働委員会では、年金記録漏れ問題に該当する人々が出席した参考人質疑が行われました。納めたはずの国民年金保険料7年分が未納とされているとされている主婦は、「否定され、冤罪者と同じで、悲しい」と訴えていました。

さらに自営業の女性は、払ったはずの保険料が夫婦で未納となっているとし、「長年保険料を納めていたのに国から何の情報も送られてこなかった。もっと(未納と言うことが)早くわかれば、何らかの手を打てたはずだ」とやりきれない思いを訴えていました。

こんな状況にも関わらず、首相からの年金ダイヤルの24時間対応要請に対して社会保険庁側は、「労組との兼合いがあるから24時間対応は無理…」と対応を渋ったと風聞しました。本当に何を考えているのやら。。。こんな状況では、村瀬清司長官や幹部が全国各地の主な駅前で、謝罪の言葉と年金相談の連絡先を書いたチラシを配ったと言う読売新聞の記事を読んでも、全く心に響きませんねぇ。

大の大人たちがこんな状況じゃ、若い人たちだって年金保険料を払いたくないですよ。同様に介護保険料を払う中年以降だって、不安たっぷりです。

コムスンも社会保険庁も、厚生労働省の所管・指導の下で運営されていますが、大臣をはじめとして謝るだけでは済まない話です。責任を持って欲しいものです。


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24時間テレビをチラッと見て・・・

「アンガールズ、ゴールしたのかな?」
なんて思って、終了直前にチャンネルを変えたのだが、徳光さんの無駄に高いテンションや”お馴染みの”というかマンネリ化している「サライ」という音楽。なんとなく、見ているのが辛くなって、またチャンネルを変えてしまった。

まぁ、やっている人は24時間やってきたのだから、テンションが高くなるのも無理はないし、寄付もせず、ほとんど見ていない私が無造作に批評するのもどうかとは思うのだが、いくつか思ったことがあるので、書いておこう。

最初(欽ちゃんがメイン)の頃には、私は小学生だったが、本気でコーラの1リットルビン(覚えてる?)に1円玉を貯めて、
「国技館の欽ちゃんに渡しにいくぞ!」
と意気込んでいたものだが、欽ちゃんがメインパーソナリティーを降りて、次第にこの企画に興味がなくなっていった。決して募金や寄付に興味がなくなった訳ではなく、
「本当に善意が届いているのかな?」
と大いに疑問に思ったところがあった。

卑近な例を持ち出して恐縮だが、昔アルバイトをしていたコンビニでは、深夜アルバイトの大学生が届いた募金箱から札だけを抜き出してネコババした話を張本人から聞いた。だから24時間テレビの日の深夜は、土日にもかかわらず、シフト希望が毎年多くなっていた。

それに昔はスポンサー(例えば日産)等も寄付(自社の福祉車両)をメインに押し出して、全体の雰囲気作りに一役買っていたが、今ではそのような印象を受けない。また、当時は必ずしも善意イコール「お金」ではなく、善意が「お風呂カー」や「リフトバス」だったりしたから、寄付したお金が末端まで届いている実感を共感できたものだ。

過去からの収支報告書を見てみたいものだが、見たら見たで、変にキレイで多分ガッカリするだろうな(笑)。

少々「昔」を連呼してしまったが、芸能人がそのネームバリューを有効に利用して「自分が出ることによって善意が集まってくる」という様な出演者にとっても熱いイベントだったんだけどね。コメディアンが訳も分からず100キロ走ることに意味がないと思うし、本人たちもやらされている感が強いようだし。よっぽど、ジャニーズの若手を走らせた方が絵的にもキレイだし、「悲壮感がなく気持ち良いのでは」とも思う。

高齢化社会に突入し、福祉が重要になってくる時代。24時間テレビ自体の存在意義はこれからも高まるはずなのだが、普段視聴率重視の商用番組を手がけている製作側の意識と、障害者や高齢者の介護・福祉という問題の間に埋めがたい溝が存在するようで、そのギャップが私を「今の24時間テレビ」から引き離している理由らしいとなんとなく思った。


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のなか通信管理人 * +少子高齢化・年金介護問題 * 23:59 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark

安全は有料、出産はタダ

政府は深刻な少子化に対する施策を矢継早に検討を始めている。去る4日にも、3歳までの子どもを持つ保護者を対象とする育児手当制度(月額1万5000円程度)を新設し、6歳児までの医療費を無料化する方向で検討に入ったが、更に今日、入院を含めた出産費用全額を国が負担する出産無料化の検討に入ったことを発表した。

尻に火が点いてからようやっと動き出した少子化対策だが、今回の発表の内容は、「産むこと」「育てること」を国民全員でバックアップするというなかなか大胆なものだと感じた。

これまで堕胎措置を取らざるを得なかった未成年者や育児不適格者も、国の扶助で産むだけは産めてしまうなど、産んだ後の問題点がないではない。しかし「団塊Jr.」世代が出産年齢から外れる前にこれら政策を実行に移し、少子化対策にひとつの道標を築いて欲しいと切に願う。
のなか通信管理人 * +少子高齢化・年金介護問題 * 23:26 * - * trackbacks(0) * pookmark

無用の長物

社会保険庁職員が業務外で国会議員や芸能人の年金情報を閲覧していたという問題で、同庁は処分済みの513人に加え、問題に関わった職員とその上司3273人の処分を発表した。

あわせて3786人。この数は社会保険庁職員約17000人の20%以上にも上る。おまけに同庁の地方事務所では、職員が公的年金の加入者・受給者の個人情報を閲覧できる専用磁気カードが、必要な職員の数より1万枚以上も多く発行されていたということもあって、はっきりした黒が20%で、グレーゾーンにいる人数はもっと多いことであろう。

年金のCMに出演した芸能人、政治家の年金加入歴が週刊誌に漏洩し、国会などで問題化した件で、3786人中3人については閲覧情報を外部に漏らしたとして、警察当局に国家公務員法の中の守秘義務違反容疑で刑事告発する。

社会保険庁がらみの不祥事や疑惑については、本当に枚挙に暇がない。毎月、徴収されている年金保険料。決して安くはないこの保険料は、将来我々が受給するべき財である。その我々の財を管理・運営するべき組織および職員がこんな体たらくでは。現実には無理かもしれないが、出資者として関係者全員を懲戒処分にして欲しいくらいだ。

どうして社会保険庁なんて組織を作っちゃったんだろう(後悔)。
のなか通信管理人 * +少子高齢化・年金介護問題 * 23:26 * - * trackbacks(1) * pookmark

なんか腑に落ちん…

先日から疑問を持って見てきた「長者番付問題」であるが、玉虫色の決着になりそうだ。

事の顛末を改めて記すと、「長寿番付」で110歳・全国19位の東京都荒川区の女性が40年以上前に行方不明になっていた問題で、区は家族からの届け出を受け、住民基本台帳法に基づき職権でこの女性の住民登録を抹消した。

問題発覚後、家族は「これ以上、捜さないでほしい」として住民登録抹消を望む意向を示し、住民登録抹消を求める申請書の提出を受けた。住民登録を抹消したことは女性の本籍地にも郵送で通知され、戸籍からも削除される可能性があるという。

いろいろと表に出てきていない事情はあるのだろうけれど、人間一人いなくなっているのに40年間も黙っていて、問題が発覚すると「これ以上、捜さないでほしい」と言い、住民登録抹消の申請をする。ずいぶんと勝手なものだ。

行政の対応には限界があるのだろうけど、人間一人いなくなっているのに…。長寿(=命の尊厳)を表す番付なはずなのに、なんか扱いが軽いなぁ。
のなか通信管理人 * +少子高齢化・年金介護問題 * 23:04 * - * trackbacks(1) * pookmark

長者番付 さらに波紋

一昨日昨日と書いてきた「長者番付」、今日はさらにびっくりのニュース。厚生労働省が先日発表した「長寿番付」で110歳・全国19位の東京都荒川区の女性が40年以上前に行方不明になっていたことがわかった。

荒川区の職員が行方不明女性の長男の妻から事情を聴いたところ
1.女性は1962、63年ごろに買物か散歩に行くような服装で出掛たまま
2.複雑な家庭事情のため捜索願は出さず、長男が親類の家を捜していた
3.長男は1999年に死亡した
との説明を受けた。また、長男死亡後、荒川区の問合わせに対して妻は、
「女性はここには住んでおらず、親類宅を転々としている」
と答えていた。住民票上、女性は長男の妻と2人暮らし。妻は女性の分の国民健康保険料も支払っているという。

払っているものを払っているということは、貰っているものももらっていたのかなぁ? 50年分の年金ってすごい額になりそうだし、気になる。それに、この長男の妻だって相当高齢だろうに。

昨日、
> 「実は20年前に亡くなっていたのだけど・・・」なんてことがないように祈りたい。
などと書いたのだけど、40年以上とは・・・。事実は小説より奇也。これで本人が見つかったら、もっと奇也。
のなか通信管理人 * +少子高齢化・年金介護問題 * 00:15 * - * trackbacks(0) * pookmark
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