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太陽黒点活動が新周期へ

こんな記事を見ました。
太陽表面に新たな黒点=次の活動周期始まる−京大天文台(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080108-00000073-jij-soci

要約すると、約11年の周期で増減する太陽の黒点の数が2007年に極小期を迎え、新たに黒点の増え始める局面に入ったとのことです。太陽の黒点が増えると、放射するエネルギーや紫外線などが増えるわけですが、この紫外線がオゾン層にとらわれ、高空の電離層で熱として吸収されるそうです。太陽から降り注ぐエネルギーは、人間にとって唯一無二の重要なエネルギー源で、自然の循環の源であることから思ったことが二つ。

一つは、太陽から地球に降り注ぐエネルギーが、ここ4〜5年が後退局面で、2007年が太陽活動の底であると考えると、現在の穀物価格の高騰などにも影響しているのかなと言うことです。太陽活動が低調であれば、水や大気の循環も低調になり、伴って植物や動物の成長も低調になることが考えられるのかもしれません。もっとも、資源価格高騰の主因は、多分に先行き不安感や外部要因によるのですが、広い目で見るとこのような先行きの不安感も、太陽活動の低さを人が肌で感じて、不安を抱いているのかもいるのかもしれません。

もう一つは、太陽から地球に降り注ぐエネルギーが、これから4〜5年先に向かって太陽活動が極大期に向かうと考えると、水や大気の循環が活発になり、爆弾低気圧や集中豪雨、旱魃、ひいては地球の温暖化に拍車を掛けたりするのではないのかなと言うことです。

また、次回の太陽活動の極大期は1960年以来の大規模なものになると言う説もあり、このニュースを読んで、ちょっと微妙な気分になったりしました。※あくまで素人考えですが(笑)


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75分の1…

直径約50mの小惑星が、2008年1月30日に火星に衝突する可能性があるとNASAが発表しました。

「2007WD5」と命名されたこの小惑星は、地球に接近してくる小惑星として先月発見されたばかりで、軌道計算の結果、火星の公転軌道を秒速12.5kmで横切り、75分の1の確率で火星に衝突する可能性があるそうです。

もし衝突した場合の衝撃はTNT火薬換算3Mtで、広島型原爆200回相当の破壊力があり、直径1km程のクレーターが生成されるとのこと。1908年にシベリアのツングースカに落下した隕石の破壊力に匹敵すると考えられています。

火星には同規模の小惑星が数千年に1度の頻度で衝突していると考えられており、火星にとっては受難ではありますが、世紀の天体ショーになる可能性があるわけですね。

75分の1という確率が、個人的にはビミョーですが(笑)。


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土星の輪に空想

土星探査機カッシーニから送られてきたデータ分析結果をNASAが、これまで1億年前に誕生したのではないかと推測されていた土星の輪が実は45億年前頃に誕生した可能性が高いことを発表しました。

地球や月が誕生した頃に土星の輪も出来たという事は、最近の主説である原始地球に天体が衝突して、地球と月が誕生したという時期に近いということです。

「ひょっとすると、そのかけらが土星の輪の素材になったのでは?」
なんて空想したりすることが、とっても楽しかったりします。


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ホームズ彗星輝く!

ホームズ彗星がここ数日、通常では考えられないほどの明るさで輝き始めたそうです。

ホームズ彗星は、100年以上前の1892年に発見された7年周期で太陽を回る彗星で、今年の5月4日に太陽に最接近し、現在太陽から遠ざかっている最中。その距離は約2.4AU(天文単位)、火星が1.5AU、木星が5.2AUなので、ちょうど火星軌道の外側から木星軌道へ向かう途中のような位置にあります。

輝き始める前の見かけの明るさは約17等級でしたが、今では約3等星と以前に比してかなり(約40万倍)明るくなり、郊外ならば天頂方面になんとか肉眼で確認できます。

もちろん恒星ではないですから、星を取り巻く何らかの物質が太陽光を浴びて輝いているのですが、このような異例の輝きは、果たして何が原因でおこっているのでしょうか。

この様な急な輝きを、一般にはアウトバーストと言うそうで、彗星からチリやガスが噴出しているものと見られています。通常の彗星は太陽に近づくと、彗星が融解して太陽風になびいて尾を引くのですが、今回は太陽からやや遠いので、彗星なのに尾は引かないのですね。

ではなぜ急にチリやガスを噴出したのでしょうか。素人考えには、2.4AUというと小惑星帯の位置ですから、小惑星と接触して、意図せずして内部物質を噴出したのかも知れませんね。


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土星の両極の不思議

米欧共同無人探査機「カッシーニ」が昨年撮影した土星の北極の六角形の大気の画像をNASAが公開しました。土星の北極は、現在15年間続く夜の為、画像は赤外線撮影ですが、こんな感じです。
土星の北極
1980年にボイジャーが発見したこの渦は、幅2万5000kmもの大きさで反時計回りに回転しています。NASAでは極地方で形成される低気圧の一種と推測していますが、六辺が1980年に観測されてから26年後も同じように観測される理由は分からないとのことです。






また、昨年には同じくカッシーニが、土星の南極で直径8000kmの嵐を発見しています。中心には目も観測されています。画像はこんな感じです。
土星の南極
この土星の嵐は秒速150m以上という信じがたいスピードで時計回りに渦を巻いています。

土星の大気は南極も北極も同じ方向(北極から見て反時計回り)に回転しています。土星の自転方向は、北極から見て反時計回りなので、自転に伴って大気が動いているのでしょう。ただ両極地域でその渦巻きの形状に変化が起きにくいことから、極地域と高緯度、低緯度地域との対流は無いということなのでしょう。

ガス惑星の外見が横縞なイメージがあるのは、そのせいなのでしょうか。その原因は大気の組成のせいでしょうかね。この2枚の写真を見られることで、本当に好奇心をくすぐられます。

実際に観測機を派して分かる事実。木星の大赤斑も不思議ですが、太陽系にはまだまだ不思議がいっぱいですね。


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身近な宇宙に生命存在?

前世紀までは、とかく外宇宙に生命存在の可能性を求めていた人類でしたが、火星に続き、土星の衛星エンケラドスにも水の存在が確認され、内部の放射性物質が発熱しており、生命に適した場所が存在する証拠をつかんだことになるのではないかとNASAが発表しました。

土星の衛星「エンケラドス」

エンケラドスの表面温度は摂氏-200度前後ですが、極部分で水蒸気が噴出しているのが、カッシーニ探査機の観測で確認されていました。衛星表面のごく浅いところに摂氏0度以上で液体の水が存在し、これが間欠泉のように吹き出しているようで、さらに窒素ガス(アンモニアが熱分解したものとみられる)も観測された為、「熱水の中で有機物が豊富に合成されたはず」とNASAの研究者は結論づけたそうです。

地球以外の天体で、地下に水が存在するかもしれないという話は、火星や木星の衛星などでもあるのですが、直接的に表面から吹き出す水を観測できたことが画期的なことです。またこの水が、一つの謎を解明しました。その謎とは、土星の周囲が酸素原子で満たされていたことなのですが、エンケラドスによって吹き飛ばされた水分子が、宇宙空間で酸素原子と水素原子に分解され充満したという仮説が成り立つのです。

土星の衛星と言えばタイタンやエウロパが有名で、私はこのエンケラドスを知りませんでした。1789年にハーシェルによって発見された衛星で、土星からの距離は23万8020 km、直径500km程度の小さな衛星ですが、土星系では6番目に大きい衛星です。

まだまだ未知の部分は多いですが、身近な太陽系内の小さな衛星にも生命存在の可能性があるということに、驚きを禁じえないものがあるニュースでした。


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月の軌道へメッセージを送ろう!

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、夏に打ち上げ予定の月探査機「セレーネ」に世界から公募したメッセージと名前を載せるキャンペーン『月に願いを!』を展開中なのですが、応募が少ない為、当初1月末までだった募集期間を2月末まで延長するそうです。

どのくらい応募が少ないかと言うと、25日現在で目標の100万件に対してまだ5万件程度。アポロ11号で人類初の月面着陸を果たしたオルドリン飛行士も『月への帰還、そして火星へ』のメッセージを寄せているというのですが、皆さんだったらどんなメッセージを送りたいと思うでしょうか?

[応募ページ]
http://www.jaxa.jp/pr/event/selene/index_j.html
・お名前 : 10文字以内(英語の場合 20文字以内)
・メッセージ文字数 : 20文字以内(英語の場合 40文字以内)

打ち上げられる「セレーネ」自体は、「月がどのように形成され、どのような変遷を経て現在に至っているか」の核心に迫る科学データを取得することを目標にしている衛星で、アポロ計画以来最大の月探査計画だそうです。

打ち上げが成功して、メッセージたちがどうぞ月の軌道にまで届きますように。


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命名・エリス by 国際天文学連合

国際天文学連合(IAU)は、つい先日まで「第10惑星」であった2003UB313(136199番)を、ギリシャ神話に登場する女神に因み「エリス」と命名したとのこと。

残念ながら、私の予想していたものにはかすりもしませんでした(笑)。

エリスは発見者のブラウン教授が提案したもので、命名の由来はギリシア神話。エリスは夜の神ニュクスの娘で不和や争いの女神。彼女のもたらした女神たちの不和がトロイ戦争につながったとされています。同じくエリスの衛星にも、エリスの娘で混沌と争いの女神「デュスノミア」の名がつけられたそうです。

今回のIAUの混乱・混沌ぶりを皮肉っている様にも取れる命名ですね。


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冥王矮惑星の既成事実化?

国際天文学連合(IAU)は、惑星から矮惑星への降格が決まった冥王星に対し、134340番という番号を割り振ったとのこと。これまで小天体は、IAUの小惑星センターが通し番号を付けてきた。最初に見つかった小惑星セレスには、1番が割り振られている。 また「第10惑星」のはずだった2003UB313は136199番となったそうだ。

冥王星の降格処分には依然根強い反発があるのですが、今回の冥王星への通し番号割当には、冥王星=矮惑星という模式を既成事実化するための布石と感じます。

冥王星が惑星だろうと矮惑星だろうと、そこに冥王星が存在していることには変わらないのですから、たった1回の議決で決まってしまった「矮惑星」化に大いなる疑問を感じずにはいられません。

惑星をこれ以上増やしたくないために、これまで長い間惑星として認知されてきた冥王星を矮惑星にしてしまう様な狭量な考え方は、私はどうしても好きになれませんね。


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冥王矮惑星誕生

国際天文学連合(IAU)は、惑星の新しい定義について採決。太陽系の惑星を8個として、冥王星を惑星から外す案を賛成多数で可決した。

総会に提示された四つの決議案
◆決議5A:
太陽の周りを回り、十分重いため球状で、軌道近くに他の天体(衛星を除く)がない天体。太陽の周りを回り、十分重いため球状だが、軌道近くに他の天体が残っている、衛星でない天体を矮(わい)惑星と定義する案。

◆決議5B:
「決議5A」の「惑星」を「古典的(伝統的)惑星」と表記する案。

◆決議6A:
冥王星は矮惑星であり、それより遠くにたくさんあると考えられている天体の典型例と明記する案。

◆決議6B:
「決議6A」に加え、冥王星に代表される天体をプルートニアン天体と呼ぶ案。


採決の結果、「決議5A」が採択され、冥王星は1930年の発見から76年で惑星の地位を失うことになった。当初案では、惑星を「自己の重力で球形を保ち、恒星の周りを回る恒星でも衛星でもない天体」などと定義し、冥王星やその衛星とされていたカロン、第10惑星(2003UB313)、セレスも含めて12個に増やすとしていた。

これで50年後には、冥王星を知っている人は極端に少なくなるのだろう。極論で言えば、教科書の記載問題などは一時的な瑣末な問題であると思う。しかしこの決議案の結果、太陽系に惑星の増える余地はなくなり、なんかロマンがないよなぁ。2003UB313の話なんかが出た時には、個人的に凄く盛り上がったんだけどなぁ。

12個に増えるという話自体は結構革新的で突飛だったが、
「やはり、学会というのは保守的な人間の集まりなんだ」と実感。


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