夜にTBS系のブロードキャストニュースを見ていたのですが、特集でバイオ燃料について放映されていました。
以前から食料をつぶして燃料にすることに批判的な私ですが、バイオ燃料に一気にシフトすると、様々な負の影響を及ぼす危険性をはらんでいるようです。CO2の排出量や温暖化防止策の狭間で、狭い範囲で見ると上手く言っているようでも、地球規模で見ると逆効果だったり。
天然資源が全く枯渇してしまっている訳でもないのですから、バイオ燃料への急速なシフトの必然性は感じないのですが、このところの原油市場の過熱ぶりや、中国をはじめとしたBRICs諸国の経済成長などから需給逼迫懸念が、その追い風となっているようです。
冒頭にも書いた通り、食べ物を燃料にすることにすごく抵抗があるのですが、もしバイオ燃料の必然性があるならば、個人的には、
「今こそ遺伝子組換え穀物の出番でしょ」
と思ったりしました。
既存の食物用作物と交配しないように配慮した上で、収穫量が多く、病害虫に強い(不味い)品種を遺伝子組換えでできないものでしょうか。燃料になる穀物は食用ではないのですから、巷で敬遠されている遺伝子組換え作物をここにこそ投入するべきなのではないかと、普通の市民である私はこっそりと思っております。
収穫量が増えることで土地が痩せたり、食物連鎖の問題など、これはこれで不都合はあるのでしょうけれど、食べられる物をつぶすよりは良いような気がします。
もっとも、門外漢の浅知恵かもしれませんがね(笑)。
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